人工血液バリア性試験

日本においては、一般財団法人カケンテストセンターの検査所にて行われる試験の一種。
同センターで行われるものに、マスクの人工血液バリア性試験(JIS T 9001・ASTM F1862)と防護服の人工血液バリア性試験(ASTM F1670、(ISO 16603))とがある。
JIS T 8060は、防護服の血液及び体液に対する耐浸透性の試験するための規格である。
非透過性納体袋で適用されている試験は、防護服の人工血液バリア性試験の方である。
試験依頼者側がJIS法かASTM法かを選べる。JIS法の場合は手順A、B、C法のどれかを選択する必要がある。試験方法、手順によって、試料にかける圧力及び時間が変わってくる。
また、試験内容が改正されることもあり、試験報告書にはJIS T 8060:2007、JIS T 8060:2015のように何年の規格かが記載されている。
JIS T 8060では、各段階の試験圧力(kPa)と試験時間に応じた、目視による人工血液の浸透の有無でクラスの合否が決まる。

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